すがのやすのり(菅野泰紀)
1971年5月24日生まれ。
普段はイラストレーターとして
児童向けの書籍や教材、CDジャケット
パンフレットの表紙やカレンダーなどの
イラストを描いています。
趣味は、サッカー(フットサル)や
キャンプなど外で体を動かすことです。
<絵本>
「からだ大冒険(共著)」(かもがわ出版)
「ゆけ!伝説の巨大ロボ」(共同印刷パーソナル絵本)
「ジャブジャブごうの冒険」(チャイルド本社)
<所属団体>
←イラストレーターすがのやすのりの
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<つりねこを描いたきっかけ>
そうそれはまだ、僕が幼かった頃の
真夜中の出来事でした。
部屋の外から
赤ん坊が泣いているような声がして
僕は目を覚ましました。
「えっ、捨て子?」と、気になって
カーテンを開けてみると
街灯に照らされ
すりガラスの窓に映し出された
化け物のような大きなねこが
僕に向かって
「ンギャー、ンギャー」
と鳴いていたのです。
僕はなんだか怖くなって
夢に出てきそうで、しばらく眠れなくなってしまったのです。
その頃から、夜に鳴いている、ねこの声が苦手になってしまいました。
でももし、あの時のねこが
あんなに奇妙な声ではなくて
あんなに不気味に窓に映ってなくて
楽しげに塀の上を歩いていたとしたら・・・
楽しい夢が見られたかも?と思って描きました。
そう、つりねこは、おともだちを作るために
子供たちの夢に、ひょっこりお邪魔する
大きくて、優しくて、こっけいな、釣り好きのねこなんです。
もしかしたら、みなさんのゆめの中にも、いつか現れるかも?